家族ってなんですか?

2024年05月30日
投稿者:里見

 

あなたにとって、家族ってなんですか?

 

どうも、3月から猫さんを家族としてお迎えした里見です。
猫さんと暮らすことは、すごくすごく小さい頃からの夢でした。

 

幼少期のわたしは、アレルギー性鼻炎もちで頻繁な通院が必要なほどでした。
なので、毛の生えたペットをお迎えするのは厳しいと親に判断され、毛の生えてない四足歩行のいきもの、かめさんを家族に迎えました。
かめさんは、犬猫ほどではないかもしれませんが、人間に慣れます。えさをくれる人間を覚えて後を追いかけたり(足は意外と早いです)、手からえさを食べてくれるかめさんは、とても穏やかでとてもかわいいものでした。

 

かめさんとの生活もとても幸せなものでした。
ですが、やはり猫さんとの生活は憧れを捨てきれずにいました。

(かめさんを飼ったことで、わたしのなかのすきな動物ランキング上位に爬虫類が組み込み、ねこさん、鳥さんと肩を並べています)

(さらに余談ですが、鳥さんもかなり好きです。タイハクオウムやヨウムなどおおきな鳥さん、大好きです。寿命的にも、鳴き声の大きさ的にも厳しいので候補から外れましたが。。。)

 

元々住んでいたマンションの取り壊しを期にペット飼育可のマンションに引っ越し、そして今年、ついに猫さんをお迎えすることができました。

 

元野良で、まだ1歳の臆病な黒猫の男の子です。

 

最初はケージにあるトイレの中で蹲って出てきてくれなかった彼ですが、保護主さんたちの指導の元、彼の意思を尊重しながらゆっくりゆっくり距離を縮めた結果、少しずつ心を開いてくれ、今では撫でたり一緒に遊んだりすることができるようになりました。

 

仲良くなることで、臆病なだけではない、彼の新たな一面も見えてきました。
やんちゃなところ。甘えん坊なところ。意外と人間が好きなところ。おもちゃが大好きでいつまででも遊んでいたいところ。食いしん坊なところ。気分屋なところ。

 

もちろん家族の一員として迎えた猫さんですが、今となっては彼のいない生活は考えられないほど、元々この家に居てくれたかのような貫禄さえ見せています。
立派な家族の一員です。

 

冒頭で、家族とはなにか、と書きました。

 

わたしにとっては、一番近くにいる他人です。

 

一番近くにいるからこそ、最も尊重すべき他人です。

 

猫である彼が一生懸命鳴いてお話してくれても、彼の希望のすべてを理解することは難しいでしょう。言語の壁もありますが、もともと別の生き物ですから、習性から何まで違います。思考のすべてを理解することはできません。

 

これは、同じ人間である夫に対しても思っていることです。
同じ人間といういきもので、おなじ言語を使うことができても、どんなに言葉を尽くしても、真に相手のことを理解することはできないでしょう。
わたしと彼らとは、別の個体だからです。
その一言につきます。

 

ですが、理解できないからこそ、言葉を尽くして、態度でもって、毎日感謝を伝えて、いち個人としてできるかぎり尊重して、少しでも歩み寄ることができるよう努力すべきだと思います。

 

さて、今回上演する「肖像はかく語りき」は、そんな人間が脚本を書いたホームコメディです。
ある家族のお話です。

 

あなたの目に果たしてこのお話がどう映るかは、あなたとまったく別の個体であるわたしには想像できませんが、精一杯言葉を尽くしますので、せめてなにか少しでもあなたのなかに何かを残せることができればと、ただただ祈るばかりです。

 

里見